屋根塗装で知っておきたいカラーベストの劣化症状と対処法
更新日 2026.11.04(Wed)
2026年11月4日 公開
カラーベストの屋根は、時間が経つと色あせやひび割れ、コケなどの変化が見られるようになります。

屋根は普段あまり目にする場所ではないため、「多少色が変わったくらいなら問題ない」と考える方もいるかもしれません。しかし、劣化の種類によっては、屋根材そのものの状態を確認したほうがよい場合があります。
カラーベストの劣化は、塗装で対応できる場合とそうでない場合があります。屋根材の状態を確認したうえで、塗装や補修など適したメンテナンス方法を選ぶことが大切です。
本記事では、カラーベストに見られる代表的な劣化症状と、屋根塗装を検討するときの考え方を解説します。
カラーベストとは

(出典:ケイミュー株式会社 ホームページ)
カラーベストは、ケイミュー株式会社が販売するスレート屋根材の商品名です。
セメントなどを主な材料とした薄型の屋根材で、軽量で施工しやすく、さまざまな色やデザインがあることから多くの住宅に使われています。
カラーベストも他の屋根材と同様に、屋外で紫外線や雨風を受け続けるため、時間の経過とともに表面の状態が変化します。
カラーベストに見られる劣化症状
カラーベストでは、次のような劣化が見られることがあります。
・色あせや変色
・カビやコケの発生
・ひび割れ
・屋根材の反り
・塗膜の剥がれ
・屋根材の欠け
劣化の種類によって必要な対応は異なりますが、これらの症状はメンテナンスのサインといえます。
色あせや変色

カラーベストは、紫外線や雨風の影響によって表面の色が徐々に変化することがあります。
色あせは比較的見つけやすい劣化症状ですが、色が薄くなっただけで屋根材の基本性能が失われているとは限りません。
ケイミューも、カラーベストは表面の色が薄くなったり汚れたりしても、屋根材としての基本性能や防水性に問題がない場合があると説明しています。
そのため、色あせだけを見て塗装の必要性を判断するのではなく、築年数やほかの劣化症状も含めて確認することが大切です。
カビやコケの発生

屋根にカビやコケが発生することも、カラーベストで見られる変化の一つです。
日当たりが悪い場所や水分が残りやすい場所では、カビやコケが発生しやすくなります。
屋根全体に広がっている場合は、表面の状態だけでなく、水分がたまりやすくなっていないかなども確認する必要があります。
ひび割れ

カラーベストにひび割れが見られる場合は、注意が必要です。
ひび割れは、経年劣化だけでなく、強風や飛来物などによって発生することもあります。
小さなひび割れであっても、数が増えていたり、屋根材の端部まで大きく割れていたりする場合は、屋根材そのものの状態を確認したほうがよいでしょう。
ケイミューによると、カラーベストの部分的な割れやクラックは、屋根材の差し替えや接着などによって補修できる場合があります。
屋根材の反りや欠け

カラーベストの劣化が進むと、屋根材の反りや欠けが見られることがあります。
屋根材が変形している場合や一部が欠けている場合は、表面を塗装するだけでは対応できない可能性があります。
特に複数の屋根材に反りや欠けが見られる場合は、屋根全体の状態を確認することが大切です。
塗膜の剥がれ

カラーベストの表面に施された塗膜が劣化すると、剥がれが発生することがあります。
塗膜が大きく剥がれている場合は、単純に見た目の問題として考えるのではなく、屋根材そのものにどの程度劣化が進んでいるかを確認する必要があります。
屋根塗装で対応できる状態なのか、補修や屋根材の交換が必要なのかは、実際の屋根を確認して判断します。
カラーベストは劣化したら屋根塗装が鉄則?
カラーベストに劣化症状が見られたら、何かしらの方法でメンテナンスを検討する必要があります。
例えば、色あせが中心で屋根材そのものに大きな傷みがない場合は、塗装によって美観を整える方法を検討できます。
一方で、ひび割れや反り、欠けなどが進んでいる場合は、部分的な補修や屋根材の交換など、塗装以外の対応が必要になることがあります。
また、屋根材の種類や製造時期によっては、塗装に適さないものもあります。
そのため、カラーベストのメンテナンスを検討するときは、劣化症状だけでなく、現在使われているカラーベストの種類や状態まで確認することが大切です。
▶関連記事 屋根塗装がパリパリはがれる原因とは?劣化や施工不良を解説
カラーベストの劣化は早めに確認しましょう
カラーベストは、長期間紫外線や雨風にさらされることで、色あせやコケ、ひび割れ、反り、塗膜の剥がれなどの変化が見られるようになります。
ただし、色あせなどの見た目の変化だけで、すぐに屋根塗装が必要になるわけではありません。
大切なのは、屋根材そのものにどの程度劣化が進んでいるかを確認することです。
屋根塗装で対応できる状態なら塗装を検討し、ひび割れや反りなどが進んでいる場合は補修や屋根材の交換も含めて判断します。
屋根は地上からでは細かな状態を確認しにくいため、気になる劣化がある場合は、無理に屋根へ上がらず塗り達にご相談ください。ドローンを使った上空からの撮影で安全かつ詳細に屋根の状態を診断できます。










