モニエル瓦とは?特徴やセメント瓦との違いを解説
更新日 2026.11.02(Mon)
2026年11月2日 公開
モニエル瓦とは、セメントと川砂を混ぜて作られる「乾式コンクリート瓦」と呼ばれる屋根材です。洋風の住宅などで使われてきましたが、現在は新しく製造・販売されていない屋根材です。
現在もモニエル瓦を使った住宅は残っているため、屋根のメンテナンスを考える際には、特徴やセメント瓦との違いを知っておく必要があります。
本記事では、モニエル瓦の特徴やセメント瓦との違い、塗装するときの注意点について分かりやすく解説します。
モニエル瓦とは
モニエル瓦は、セメントと川砂を主な材料として作られる屋根材です。
ヨーロッパで生まれた屋根材で、日本では住宅の屋根などに使われてきました。
一般的な粘土瓦とは異なり、セメントを主原料としているため、素材そのものは水を吸いやすい性質があります。
そのため、表面には「着色スラリー」と呼ばれる着色されたセメントの層が施されています。
モニエル瓦の特徴
モニエル瓦には、次のような特徴があります。
・洋風の住宅に合うデザイン
・セメントと川砂を主な材料としている
・表面に着色スラリー層がある
・塗装によるメンテナンスが必要
・現在は新しく製造・販売されていない
モニエル瓦は、表面の着色スラリーによって屋根材を保護しています。
しかし、経年によって表面が劣化すると、屋根材そのものが水分を吸いやすくなります。長期間メンテナンスを行わない場合は、瓦のひび割れや劣化につながる可能性があります。
モニエル瓦とセメント瓦の違い
モニエル瓦は、セメントと川砂などを材料とした「乾式コンクリート瓦」と呼ばれる屋根材です。セメント系の屋根材の一種ですが、一般的なセメント瓦とは製造方法や表面の仕上げが異なります。
特に大きな違いが、表面の構造です。
モニエル瓦には「着色スラリー」と呼ばれる厚い着色層があり、その上に仕上げの塗装が施されています。この着色スラリーがあるため、塗り替えでは一般的なセメント瓦とは異なる下処理が必要です。
見た目だけでは判断しにくい場合がありますが、屋根材の小口と呼ばれる断面部分から見分けられることがあります。
また、モニエル瓦は小口に凹凸があり、ザラザラした状態になっているのに対し、一般的なセメント瓦は比較的なめらかな形状をしています。
ただし、屋根材の劣化状態などによっては判断しにくい場合もあります。自宅の屋根がモニエル瓦か分からない場合は、無理に屋根へ上がらず、専門業者に確認してもらいましょう。
モニエル瓦は現在販売されている?
モニエル瓦は現在、新しく製造・販売されていない屋根材です。
そのため、現在の住宅でモニエル瓦が使われている場合は、既存の屋根材をどのようにメンテナンスするかを考える必要があります。
特に、瓦が割れたり大きく傷んだりした場合は、同じ製品を入手できない可能性があります。
屋根全体の状態によっては、塗装だけでなく葺き替えなどを含めて今後のメンテナンス方法を検討する必要があります。
モニエル瓦は塗装できる?
モニエル瓦は塗装によるメンテナンスが可能です。
ただし、一般的なセメント瓦と同じように塗装すればよいわけではありません。
モニエル瓦の表面には着色スラリー層があるため、劣化したスラリー層を十分に除去せずに塗装すると、新しい塗膜が密着しにくく、剥がれにつながる可能性があります。
そのため、塗装前にはトルネード式の高圧洗浄などによって表面の状態を確認し、必要な下処理を行うことが重要です。

モニエル瓦かどうか分からない場合
自宅の屋根がモニエル瓦かどうか分からない場合、屋根に上って自分で確認する必要はありません。
モニエル瓦とセメント瓦は見た目が似ているため、屋根材の種類を間違えると適切なメンテナンス方法を選べない可能性があります。
また、屋根の上は転落の危険があるため、確認が必要な場合は専門業者に点検を依頼しましょう。
モニエル瓦の塗装も塗り達におまかせ!
モニエル瓦は現在販売されていない屋根材ですが、過去に施工された住宅では現在も使われています。
セメントを主原料としていることや、表面に着色スラリー層があることが大きな特徴です。
モニエル瓦は塗装によるメンテナンスが可能ですが、一般的なセメント瓦とは塗装前の処理方法が異なります。
屋根にモニエル瓦が使われている場合は、ひび割れや色あせ、表面の劣化などがないか確認し、必要に応じて専門業者に状態を見てもらいましょう。
塗り達ではモニエル瓦をはじめ様々な屋根材のメンテナンスを承っております。現場をよく知る担当者がご自宅の屋根のしっかり点検・施工提案をさせていただきます。屋根材がなにかわからない!そんな方もお気軽にご相談ください。









