タスペーサーとは?屋根塗装で使う目的や役割を解説
更新日 2026.09.25(Fri)
2026年9月25日 公開
タスペーサーは、主にスレート屋根の塗装で使われる部材です。屋根材の重なり部分に適切な隙間を確保し、雨水や湿気の通り道を保つ役割があります。
今回は、タスペーサーの意味や役割、屋根塗装で必要になる理由を分かりやすく解説します。
タスペーサーとは
タスペーサーは、株式会社セイムが販売しているスレート屋根の塗装時に屋根材と屋根材の重なり部分へ差し込む小さな部材です。

▶出典 株式会社セイム タスペーサー
スレート屋根は、屋根材を重ねて施工しています。屋根材の重なり部分には、雨水や湿気を外へ逃がすための隙間があります。
しかし、屋根を塗装すると塗料が重なり部分に入り込み、隙間をふさいでしまうことがあり、水の抜け道がなくなってしまうことがあるのです。
タスペーサーを使うことで、塗装後も屋根材の間に適切な隙間を確保し、屋根材の下に水がたまり続けることを防ぎます。

タスペーサーの役割
タスペーサーの主な役割は、屋根材の重なり部分に隙間を確保することです。
屋根材の内部に入り込んだ雨水や湿気が外へ抜けるためには、適切な通り道が必要です。
隙間が塗膜でふさがれると、雨水が排出されにくくなり、屋根の下地を傷める原因になることがあります。
そのため、タスペーサーは屋根の排水性や通気性を保つために使われます。
縁切りとの違い
タスペーサーと一緒に「縁切り」という言葉を聞くことがあります。
縁切りとは、屋根材の重なり部分にできた塗膜を取り除き、隙間を確保する作業のことです。

従来は、塗装後にカッターやヘラなどを使って塗膜を切る方法が行われていました。しかし塗装後に塗膜を傷つけるため剥がれや耐久性低下につながる恐れがありました。
タスペーサーを使う場合は、塗装工程の前後に部材を設置して、あらかじめ屋根材の間に隙間を確保するため、せっかく作った塗膜を傷つける心配がありません。
このように、タスペーサーは縁切りを行うための専用部材として使われています。
すべての屋根に必要?
タスペーサーは、主に平板スレートなどの屋根材を塗装するときに使用する部材です。
そのため、瓦屋根など、屋根材の構造上タスペーサーを必要としない屋根もあります。
また、スレート屋根でも屋根の状態や塗装方法によって、タスペーサーを使わない場合があります。
タスペーサーを使うかどうかは、屋根材の種類や状態を確認したうえで判断することが大切です。
まとめ
タスペーサーは、スレート屋根の塗装で屋根材の重なり部分に隙間を確保するための部材です。
屋根材の間に雨水や湿気の通り道を確保し、屋根の排水性や通気性を保つ役割があります。
屋根塗装の見積もりにタスペーサーと書かれていた場合は、どのような目的で使用するのか、施工方法も含めて業者に確認してみるとよいでしょう。









