屋根塗装は瓦屋根にも必要?瓦の種類による違いを解説
更新日 2026.10.20(Tue)
2026年10月20日 公開
屋根塗装はすべての屋根材に必要なメンテナンスではありません。
特に、瓦屋根は塗装が必要なものと、基本的に塗装をしないものがあります。見た目が同じような瓦でも、種類によってメンテナンス方法が異なるためです。
今回は、瓦屋根に屋根塗装が必要かどうかを、瓦の種類ごとに分かりやすく解説します。
瓦屋根は塗装が必要?
瓦屋根だからといって、すべての瓦に屋根塗装が必要なわけではありません。
代表的な瓦には、粘土を焼いてつくられた粘土瓦と、セメントなどを成形してつくられたセメント瓦があります。
粘土瓦は基本的に塗装を必要としませんが、セメント瓦は表面の塗膜が劣化するため、状態に応じて塗装が必要になります。
そのため、「瓦屋根だから塗装は不要」と一括りにせず、まずは瓦の種類を確認することが大切です。
粘土瓦は基本的に塗装不要

粘土瓦は、粘土を高温で焼いてつくられた瓦です。
釉薬瓦やいぶし瓦などがあり、お茶碗などの陶器と同じで塗膜がないので、瓦そのものに塗料を塗って屋根を保護するという構造ではありません。
そのため、表面の塗膜を維持するための屋根塗装は基本的に必要ありません。
ただし、粘土瓦でも屋根全体のメンテナンスが不要というわけではありません。
瓦の割れやズレ、棟部分の不具合、漆喰の劣化などが起こることがあるため、定期的に状態を確認することが大切です。
セメント瓦は塗装が必要

セメント瓦は、セメントを主な材料として成形した瓦です。
粘土瓦とは異なり、表面の塗膜によって屋根材を保護しているため、塗膜が劣化するとセメント瓦自体が水分を吸収しやすくなります。
色あせや塗膜のはがれなどが見られる場合は、屋根塗装によるメンテナンスを検討します。

ただし、セメント瓦でも劣化の進み方や状態は建物によって異なります。年数だけで塗装時期を決めるのではなく、屋根の状態を確認することが大切です。
瓦屋根で確認したい劣化
瓦屋根は、塗装が必要かどうかだけでなく、瓦そのものや周辺部分の状態も確認しておきましょう。
瓦の割れやズレ

瓦が割れていたり、位置がずれていたりすると、雨水が入り込む原因になることがあります。
地震や強風などによって瓦が動くこともあるため、屋根塗装を検討するときは瓦の状態も確認しましょう。
漆喰のひび割れやはがれ

瓦屋根では、瓦の固定や棟部分などに漆喰が使われている場合があります。
漆喰も時間とともに劣化するため、ひび割れやはがれが見られる場合は補修が必要になることがあります。
棟部分の不具合
屋根の頂部にある棟は、風雨の影響を受けやすい部分です。
棟瓦のズレや崩れなどがあると、雨水が入り込む原因になることもあります。
瓦の種類で必要な工事が変わる
瓦屋根のメンテナンスでは、「塗装するかどうか」だけを考えるのではなく、屋根全体の状態を見ることが大切です。
粘土瓦なら塗装は基本的に不要ですが、瓦の割れやズレ、漆喰などに劣化があれば補修が必要になる場合があります。
一方、セメント瓦なら塗膜の状態を確認し、劣化が進んでいれば屋根塗装を検討します。
自宅の瓦が何という種類なのか分からない場合は、無理に屋根へ上がって確認する必要はありません。屋根は地上から見えにくい部分もあるため、専門業者に点検してもらうと安心です。
まとめ
瓦屋根の屋根塗装が必要かどうかは、瓦の種類によって異なります。
粘土瓦は基本的に塗装不要ですが、瓦の割れやズレ、漆喰などのメンテナンスは必要です。セメント瓦は表面の塗膜が劣化するため、状態に応じて塗装を検討します。
「瓦屋根だから塗装はいらない」と決めつけず、まずは自宅の瓦の種類と現在の状態を確認して、必要なメンテナンスを考えましょう。
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