スタッフブログ

ナフサとは一体・・・?世間が騒ぐナフサ不足についてどこまで知っていますか?😊

更新日 2026.07.14(Tue)

ナフサ不足で塗料価格はなぜ上がる?外壁塗装・屋根塗装への影響をわかりやすく解説

はじめに

近年、「塗料が値上がりしました」「塗装工事の価格が以前より高くなっています」といった話を耳にする機会が増えました。

その背景には、人件費や物流費の上昇だけでなく、「ナフサ価格の高騰」が大きく関係しています。

しかし、「ナフサって何?」「塗装工事とどんな関係があるの?」と疑問に思う方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ナフサとは何か、塗料との関係、価格高騰の理由、外壁塗装や屋根塗装への影響、そして今後の対策まで、専門用語をできるだけ使わずに詳しく解説します。

ナフサ(Naphtha)とは?

ナフサ(Naphtha)とは、原油を精製する過程で作られる石油製品の一種で、「粗製ガソリン」とも呼ばれます。

自動車用ガソリンとは異なり、石油化学製品の原料として幅広く利用されています。

ナフサから作られる主な製品は次のとおりです。

  • 塗料
  • シンナー
  • シーリング材(コーキング)
  • 接着剤
  • プラスチック
  • 合成樹脂
  • 合成ゴム
  • 洗剤
  • PETボトル
  • 食品包装材

塗装業界では、塗料に使われる樹脂や溶剤の多くがナフサを原料としているため、ナフサは塗料づくりに欠かせない重要な資源です。

つまり、住宅や工場で使用される塗料の多くは、ナフサを原料として作られているのです。


塗料とナフサの関係

塗料は単なる「色のついた液体」ではありません。

実際には、

  • 樹脂
  • 顔料
  • 添加剤
  • 溶剤

などが混ざってできています。

このうち、多くの樹脂や溶剤がナフサ由来です。

例えば、

  • シリコン塗料
  • フッ素塗料
  • ウレタン塗料
  • ラジカル制御型塗料
  • プライマー
  • シーラー
  • シンナー

なども、製造工程でナフサ由来の原料が使用されています。

そのため、ナフサ価格が上昇すると、塗料メーカーの製造コストが増え、塗料価格にも影響します。


なぜナフサ価格は上がるの?

ナフサ価格は世界経済の影響を大きく受けます。

なぜナフサが不足しているの?

2026年現在、ナフサ不足が懸念されている理由はいくつかあります。

① 中東情勢の悪化

日本が輸入するナフサの多くは中東地域に依存しています。

中東情勢の緊迫やホルムズ海峡の物流への影響により、ナフサを積んだ船の輸送が滞り、供給量が減少しています。

② 日本は輸入依存度が高い

日本国内でもナフサは生産されていますが、それだけでは需要をまかなえません。

国内で使用されるナフサの約6割は海外から輸入しており、その多くを中東から調達しています。そのため、海外で供給に問題が起きると、日本国内にも大きな影響が及びます。

③ 世界的な需要の増加

ナフサは塗料だけでなく、プラスチックや包装材、電子部品、自動車部品など、さまざまな製品の原料です。

世界中で需要が高まる一方、供給が追いつかない状況が続くと、価格が上昇し、不足感が強まります。

④ 「目詰まり」による流通の問題

ナフサそのものの量だけでなく、必要な製品や業界へ十分に行き渡らない「目詰まり」も問題となっています。

その結果、塗料メーカーや化学メーカーでは原料の確保が難しくなり、一部製品の納期遅延や出荷調整が発生するケースもあります。

ナフサ貯蔵タンク

https://images.openai.com/static-rsc-4/Cmcsj6Zp53gbRpxCEzvybIhGG-nwF9ktBdM_s0Qpf98sX7VIDYEpXxu6ljKZIddgdQhHQm93FTBNVw6tI5r1RlM3RoL4JbxapEE_IIqQ2M3_Zala8ntuB6zRTJVYbBElp9EkUV5cBTiPYu9Q8L_O2Mh-JAocVFtb3_K8W4bwIDDOgjCWqgFMxRr8gaSjT0j5?purpose=fullsize
https://images.openai.com/static-rsc-4/K06-CfWkxPi_lp-AydNt_FGgF0n5VP_HteY-09e2t58XABQ5Kk5hZPnu9ojS4SN-Myv67e_DodJi_NDWC3Iwv-5WAIjjtNcIKwtbOfvdFvEdQZw17xCfiFW5EAbMBhhIYAMyIVqdBs_LvltfF_U2Bz4_OAUfBGhlzrQSd3n_Z6_XD3EffF41sNAmg1Eq7Bm4?purpose=fullsize
https://images.openai.com/static-rsc-4/qFal0rr2YkovXig-Sz2FYeXWj0-3AJfdyWa00U6E8rv1gKK29rqTHPb4xcpjXsvIunHRcE9aPMWDHcADxsFldL2h4yJF04pOkaglxpBT6hiVMK2HSeSkee3yFmUJPQUqJTeVE-cwoyNaI0jNDAq0n5kJ74rfgqza8X1DAynOVMeAA-bRws8loG_XYC7R_KJ7?purpose=fullsize

原油価格の高騰

ナフサは原油から作られます。

そのため原油価格が上がれば、ナフサも高くなります。

世界情勢や産油国の生産量などによって価格は変動します。


円安の影響

日本はナフサの多くを輸入しています。

円安になると、同じ量を輸入するためにより多くの円が必要になります。

その結果、国内価格も上昇します。


物流コストの増加

燃料価格の上昇や物流業界の人手不足により、輸送費も高騰しています。

原材料だけでなく、工場から販売店への配送コストも塗料価格に反映されます。


エネルギー価格の上昇

塗料工場では製造時に大量の電気や熱エネルギーを使用します。

電気料金やガス料金が上がることも、製造コスト増加の要因です。


ナフサ価格高騰による塗装業界への影響

塗料価格の値上げ

最も大きな影響は塗料価格です。

近年、多くの塗料メーカーが価格改定を実施しています。

一度の値上げではなく、複数回にわたる価格改定が行われている製品も少なくありません。


シーリング材の価格上昇

外壁塗装では塗料だけでなく、シーリング工事も重要です。

シーリング材も石油化学製品のため、ナフサ価格の影響を受けます。

その結果、外壁塗装全体の工事費用が上昇するケースがあります。


防水工事への影響

ウレタン防水やFRP防水などで使用される材料も石油化学製品です。

屋上防水やベランダ防水工事でも価格上昇が見られています。


工場や倉庫の改修工事

工場で使用される遮熱塗料や床塗装、防食塗装も例外ではありません。

大型施設ほど使用する塗料の量が多いため、価格変動の影響も大きくなります。


ナフサ価格が上がると、なぜ塗料も値上がりするの?

ナフサは塗料の原料となる樹脂や溶剤を製造するために使われます。

原油
 ↓
ナフサ
 ↓
石油化学製品(樹脂・溶剤)
 ↓
塗料・シンナー・シーリング材
 ↓
外壁塗装・屋根塗装

そのため、ナフサ価格が上昇すると、

  • 塗料メーカーの製造コストが増加
  • 塗料価格の改定(値上げ)
  • シーリング材・防水材も値上げ
  • 外壁塗装・屋根塗装工事の価格上昇

という流れになります。

ナフサは塗料の原料となる樹脂や溶剤を製造するために欠かせない石油製品です。ナフサ価格は原油価格や為替、世界情勢の影響を受けて日々変動しており、価格が上昇すると塗料メーカーの製造コストも増加するため、外壁塗装や屋根塗装の工事費にも影響を及ぼします。

外壁塗装を検討している方への影響

「もう少し待てば安くなるのでは?」

そう考える方もいらっしゃいます。

しかし、近年は原材料費や人件費、物流費など複数の要因が重なっているため、以前の価格水準に戻る可能性は高くありません。

また、塗装を先延ばしにすると、

  • 外壁のひび割れ
  • 雨漏り
  • コーキングの劣化
  • 下地の腐食

などが進行し、補修費用が高くなることもあります。

結果として、「もっと早く塗装しておけばよかった」と後悔するケースも少なくありません。


屋根塗装にも影響している

屋根は住宅の中でも最も過酷な環境にあります。

紫外線や雨風の影響を受け続けるため、劣化が進みやすい部分です。

屋根塗装で使用される、

  • シリコン塗料
  • フッ素塗料
  • 遮熱塗料
  • 下塗り材

などもナフサ由来の原料を含むため、価格上昇の影響を受けています。

劣化が進む前に適切な時期で塗装することが、結果的に費用を抑えることにつながります。


塗料価格が上がっても品質は妥協しないことが重要

価格だけを重視して安価な塗料を選ぶと、

  • 耐久性が短い
  • 色あせが早い
  • 再塗装時期が早まる

といったリスクがあります。

初期費用だけを見るのではなく、

「何年間安心して暮らせるか」

という長期的な視点で塗料を選ぶことが重要です。

耐候性の高い塗料を選べば、塗り替え回数を減らせるため、ライフサイクルコストの削減にもつながります。


信頼できる塗装会社を選ぶポイント

ナフサ価格の高騰によって工事費用が上がる今だからこそ、業者選びはさらに重要です。

確認したいポイントは次のとおりです。

  • 見積書の内容が明確
  • 使用塗料が記載されている
  • 工程が詳しく説明されている
  • 保証制度がある
  • 自社施工または施工管理がしっかりしている
  • アフターフォローが充実している

価格だけで判断するのではなく、品質や保証も含めて比較しましょう。


今後も塗料価格は変動する可能性がある

世界経済や原油価格、為替相場によって、ナフサ価格は今後も変動する可能性があります。

そのため、「今が一番安い」と断言することはできません。

しかし、住宅の劣化は待ってくれません。

必要なタイミングで適切なメンテナンスを行うことが、大切な住まいを長持ちさせる最善の方法です。


まとめ

ナフサは、塗料やシーリング材、防水材などを製造するために欠かせない重要な原料です。

ナフサ価格が上昇すると、塗料メーカーの製造コストが増え、外壁塗装や屋根塗装、防水工事の価格にも影響します。

だからといって塗装工事を先延ばしにすると、建物の劣化が進み、かえって修繕費用が高くなる場合もあります。

大切なのは、価格だけで判断するのではなく、建物の状態をしっかり確認し、最適なタイミングで品質の高い塗装工事を行うことです。

外壁や屋根の劣化が気になる方は、まずは専門業者による点検・診断を受け、住まいに合ったメンテナンス計画を立てることをおすすめします。

ご相談お見積り診断無料
お気軽にご連絡ください!!

0120-503-439

9:00~18:00 年中無休(年末年始除く)

無料見積り依頼はこちら

CONTACT

無料でご相談・お見積り対応いたします!

0120-503-439

9:00~18:00 年中無休(年末年始除く)

  • メール相談
  • LINE相談

対応エリア

草津市、栗東市、守山市、野洲市、大津市

その他地域もご相談ください!
彦根市、長浜市、近江八幡市、甲賀市、湖南市、高島市、東近江市、米原市、日野町、竜王町、愛荘町、豊郷町、甲良町、多賀町